タキシードをご検討中のお客様から、よく伺うお悩みがあります。
「大切な式にはきちんとしたタキシードを着たい。でも、式が終わった後に着る機会がなく、もったいない」

格式を大切にするなら正統派のタキシードが第一の選択肢です。一方で、式後の使い道まで考えたい方には、今回ご紹介する「取り外し可能なタキシード仕様」という方法があります。
タキシードらしさを生む光沢素材
タキシードは、スーツ本体とは異なる光沢のある素材を要所に用いることで、夜の礼装らしい華やかさを表現します。

代表的なのが、ジャケットの衿に用いる「拝絹(はいけん)」です。さらに、胸や腰のポケット口、ボタン、スラックス脇の「側章(そくしょう)」にも光沢素材を使います。

通常のタキシードでは、これらを専用の仕様として縫製するため、後から普通のスーツへ戻すことは前提としていません。
普通のスーツをベースに、タキシード仕様を後付け
今回の一着は、シンプルなスーツをベースにしています。
その上から、衿、ポケット、スラックスの脇へ光沢素材を丁寧に取り付け、ボタンもタキシード用のくるみボタンに変更しました。着用時の印象はタキシードらしく整えながら、後の取り外しを想定した特別な仕立てです。

結婚式などの大切な機会が終わった後は、もう一度お預けいただきます。光沢素材をきれいに取り外し、ボタンもスーツ用に交換することで、スーツとして再び着用できる状態に整えます。
タキシード選びには、主に3つの方法があります

1. 正統派のタキシードを仕立てる
式の格式や写真に残る姿を重視し、タキシード専用の仕様で仕立てる方法です。TSP.2022でも、最も多くのお客様が選ばれています。
一生に一度の大切な場だからこそ、用途を割り切って正統派の一着を選びたい方に向いています。
2. 式後にスーツへ戻せる仕様を選ぶ
式当日はタキシードらしい装いを楽しみ、式後はスーツとして活用したい方に適した方法です。
仕事、会食、式典などで着られる一着へ戻せるため、「せっかくオーダーするなら、その後も長く着たい」というご希望に応えられます。
3. 普通のスーツを小物でフォーマルに見せる
比較的カジュアルな結婚式やパーティーであれば、普通のスーツにウイングカラーシャツ、蝶ネクタイ、カマーバンドなどを合わせ、フォーマル感を高める方法もあります。
拝絹や側章を備えたタキシードとは異なりますが、会場の雰囲気やドレスコードによっては現実的な選択肢です。
価格の目安
70,000円+税(税込¥77,000)のスーツを例にすると、価格は次のようになります。
| 仕様 | オプション料金 | 合計 |
|---|---|---|
| 通常のタキシード仕様 | 30,000円+税(税込¥33,000) | 100,000円+税(税込¥110,000) |
| 取り外し可能なタキシード仕様 | 35,000円+税(税込¥38,500) | 105,000円+税(税込¥115,500) |
取り外し可能な仕様は、後の作業まで想定した特殊な加工となるため、通常のタキシード仕様より5,000円+税(税込¥5,500)高くなります。

※価格は一例です。生地やその他の仕様により金額は変わります。取り外し後の調整内容、費用、納期については、ご注文時にご案内します。
大切なのは、式の後まで考えて選ぶこと
タキシードの選び方に、ひとつの正解があるわけではありません。
式の格式を最優先するのか、式後の実用性も重視するのか、カジュアルな装いで十分なのか。会場、時間帯、ドレスコード、今後の着用予定によって、適した一着は変わります。
TSP.2022では、式当日の見え方だけでなく、その後の使い道まで伺いながらご提案します。千葉でオーダータキシードや新郎衣装をご検討の方は、どうぞお気軽にご相談ください。