今回ご紹介するのは、英国の服地メーカー「William Halstead(ウィリアム・ハルステッド)」の生地で仕立てたベージュのオーダースーツです。

ウイリアムハルステッドのベージュスーツ

明るいベージュでありながら、黄色味や華やかさを強く感じさせない、少し乾いたような色合い。グレージュにも見える繊細なニュアンスがあり、夏の装いに自然となじみます。

夏の光に映える、乾いたベージュ

この生地の魅力は、何色とも簡単には言い切れない奥行きにあります。

複数の色で作られたベージュの色味

明るい場所では軽やかなベージュに見え、影の中ではグレーやブラウンの落ち着きが現れます。華美ではありませんが、光の変化によって表情が生まれるため、無地でありながら単調に見えません。

ネイビーやチャコールグレーとは異なる季節感を取り入れながら、大人らしい落ち着きも保てる色です。

淡い色でも軽く見せない、英国生地の存在感

ウィリアム・ハルステッドは、1875年から続く英国の服地メーカーです。英国らしいウーステッドやモヘア服地で知られ、伝統的な生地構成を大切にしながら、独自の色彩やデザインを展開しています。

ウィリアムハルステッドのブランドネーム

今回のスーツからも感じられるのが、英国素材ならではの端正な輪郭と重厚感です。

ベージュの軽やかさは生かしながら、スーツとしての構築的な佇まいは失われません。淡い色のスーツが心配されやすい「軽く見えすぎる」「カジュアルになりすぎる」という印象を、服地の存在感が穏やかに抑えてくれます。

濃紺の裏地が生み出す、静かなコントラスト

内側には、表地のベージュと対照的な濃紺の裏地を合わせました。

ネイビー裏地

外側は乾いた明るさを持つベージュ。内側は光を吸い込むような深いネイビー。

ジャケットを着ているときには見えず、脱いだときや動いた瞬間にだけ現れる色の対比が、オーダースーツらしい楽しさを感じさせます。

濃紺の裏地には、淡い表地を引き締める効果もあります。ベージュの柔らかさを残しながら、全体に落ち着きと品格を加えてくれる組み合わせです。

白シャツと濃紺のタイで端正に

コーディネートには白いシャツと、濃紺を基調としたペイズリータイを合わせました。

ベージュスーツと白シャツ

ベージュ、白、ネイビーの3色に絞ることで、スーツの繊細な色合いが引き立ちます。タイと裏地の色を濃紺でつなげているため、表側から内側まで統一感のある仕上がりです。

明るいスーツを着慣れていない方でも、ネイビーのタイや革靴を合わせれば、落ち着いたビジネススタイルとして取り入れやすくなります。

夏らしさと品格を両立したベージュスーツ

夏のスーツには軽快さが欲しい一方で、大人の装いとしての品格も欠かせません。

乾いたベージュの色合いと、英国素材ならではの重厚な佇まい。さらに、内側へ濃紺を配した静かなコントラスト。

軽やかでありながら、決して軽く見えない。このバランスこそ、ウィリアム・ハルステッドで仕立てるベージュスーツの魅力です。

TSP.2022では、生地の色だけでなく、着用する季節や場面、シャツやネクタイとの組み合わせまで含めてご提案しています。

千葉でベージュのオーダースーツや英国生地をご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。