身体を鍛えている方から、スーツについて次のようなご相談をいただくことがあります。

「肩や腕に合わせると、胴回りが大きくなってしまう。」

「身体のラインはきれいに見せたいが、窮屈なスーツは避けたい。」

このようなお悩みを持つ方にご提案したいのが、今回ご紹介するイタリア製の服地ブランド「ビエレッシ」のストレッチ生地です。

織物のドレッシーさとストレッチ性を両立

筋肉質な方にお勧めのオーダースーツ

ストレッチ性のあるスーツと聞くと、ジャージーのような編み地を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

ジャージー素材は動きやすい一方で、生地によってはカジュアルな印象が強くなることがあります。

細かな杢感が美しいグレーのジャージ素材。オーダージャケットに使用した日本製生地の質感を写したアップ写真。
こちらの生地が編み物(ジャージ)です。どうしてもカジュアルな雰囲気が出ます

今回使用したビエレッシの生地は、ジャージーではなく織物です。

一般的なビジネススーツと同様に端正でドレッシーな表情を持ちながら、身体の動きに合わせてしなやかに伸びます。

見た目の品格を保ちつつ、快適な着心地も求めたい方に適した生地です。

鍛えた身体を大きなスーツで隠さない

近年はトレーニングを習慣にしている方が増えています。

そのような方のなかには、窮屈さを避けるために大きなスーツを着たいというよりも、肩や胸、上腕の立体感を活かしてスーツを着たいと希望される方が少なくありません。

しかし、肩や腕の筋肉に合わせて既製スーツのサイズを上げると、胴回りまで大きくなり、全体がゆったりとした印象になりやすくなります。

反対に、胴回りを基準に細いサイズを選ぶと、肩や上腕に強い窮屈さが生じます。

筋肉質な体型の方ほど、身体の部位ごとに寸法を調整できるオーダースーツのメリットを感じやすいといえます。

タイトに見せることと、締め付けることは違います

身体のラインを美しく見せるために、単純にスーツを小さく作ればよいわけではありません。

マッチョ スーツ

必要な可動域を確保しながら、余分なゆとりを整理することが重要です。

肩や胸、上腕には筋肉の動きを考慮した寸法を確保し、胴回りは身体に沿うように設計する。さらにストレッチ性に優れた生地を組み合わせることで、見た目のシャープさと動きやすさを両立できます。

生地が伸びることだけに頼るのではなく、体型に合わせた採寸と補正を行ったうえで、その効果を活かすことがポイントです。

ビジネスに使いやすいネイビースーツ

今回の一着は、深みのあるネイビーで仕立てました。

白いシャツにネイビーとブラウンのストライプタイを合わせ、落ち着いたなかにも立体感のあるVゾーンに仕上げています。

生地自体は非常に動きやすいものですが、外見からスポーティーさやカジュアル感が強く出ることはありません。

日常のビジネスはもちろん、きちんとした装いが必要な場面にも取り入れやすいスーツです。

筋肉質な体型に合うスーツをご提案します

肩や腕に合わせるとスーツ全体が大きくなってしまう方や、鍛えた身体のラインを活かして着たい方には、採寸だけでなく生地選びも重要です。

身体をきれいに見せながら、動いたときの窮屈さを抑える。

ビエレッシのストレッチ生地は、その両方を求める方にご提案したい素材です。

体型に合うスーツや生地選びについても、どうぞお気軽にご相談ください。