ネクタイを締めない装いでは、シャツの衿元が印象を大きく左右します。

スキッパーボタンダウンの衿型と前身頃の開きが分かるオーダーシャツ。

一般的なワイシャツの第一ボタンを外して着ると、衿が寝てしまったり、胸元が少し崩れて見えたりすることがあります。

そこで今回ご紹介するのが、ノーネクタイ用の衿型として非常に完成度の高いスキッパーボタンダウンです。

ノーネクタイ用に考えられた衿型。

ノーネクタイ用の衿型として代表的なものに、イタリアンカラーがあります。

イタリアンカラーは、ネクタイを締めずにボタンを開けて着ることを前提に、衿のカーブを正面で大きく下げて設計されています。

そのため、第一ボタンの位置は通常のワイシャツよりも下がり、ボタンを留めたりネクタイを締めたりする用途には向きません。

当店のイタリアンカラー

しかしその分、ボタンを開けた状態でも衿がクシャッと寝にくく、首元がシャキッと見えるのが大きな魅力です。

スキッパーは、胸元がすっきり見える。

今回のスキッパーボタンダウンは、そのイタリアンカラーの考え方に、さらにスキッパーの設計を加えた衿型です。

通常のワイシャツは、第一ボタン付近で左右の前身頃が3〜4cmほど重なります。

この重なりがあるからこそボタンを留められ、肌も見えにくくなります。

一方でスキッパーは、第二ボタン付近から上にかけて、左右の身頃が重なるのではなく、離れる方向へ大きくカーブします。

オーダーシャツのスキッパーボタンダウン衿をメジャーで確認している様子。

正面から見たときに交差する面積が少ないため、胸元が非常にすっきり見えるのが特徴です。

ボタンダウンで美しいカーブを固定する。

スキッパーは左右に開く力が働くため、そのままでは衿先が安定しにくい衿型でもあります。

そこで当店では、スキッパーをボタンダウン仕様にしています。

ノーネクタイでも衿元がすっきり見えるスキッパーボタンダウン。

衿先をちょうど良い位置で固定することで、開きすぎを抑えながら、美しいカーブを保つことができます。

ボタンダウンというとカジュアルな印象を持たれる方も多いですが、この場合は装飾というより、衿元をきれいに見せるための機能的な仕様です。

ノータイスタイルの行き着く先。

個人的には、このスキッパーボタンダウンは、ノーネクタイ用シャツ衿型の行き着く先に近い形だと思います。

イタリアンカラーのように衿が立ち、スキッパーの設計で胸元はすっきり見え、ボタンダウンによって衿先の形も安定します。

スキッパーボタンダウンの衿型と前身頃の開きが分かるオーダーシャツ。

ただ開放的なだけではなく、だらしなく見えない。

きちんと感がありながら、首元に余計な詰まりがない。

このバランスが、スキッパーボタンダウンの魅力です。

ジャケットにも合わせやすい衿型。

今回のような白シャツは、ネイビーのストライプジャケットとも相性が良く、ノーネクタイでも清潔感のある印象にまとまります。

白シャツとネイビーストライプジャケットに合わせたスキッパーボタンダウンのオーダーシャツ。

クールビズ、ビジネスカジュアル、休日のジャケットスタイルなど、ネクタイを締めない場面でも衿元をきれいに見せたい方におすすめです。

オーダーシャツでは、サイズだけでなく、このような衿型の選び方でも印象が大きく変わります。

ノーネクタイでもすっきり見せたい方は、ぜひスキッパーボタンダウンも選択肢に入れてみてください。