スコットランドが誇る伝統素材「Harris Tweed(ハリスツイード)」を使用した、特別なジャケットが仕上がりました。

一般的には粗めのヘリンボーン柄がよく知られていますが、今回お選びいただいたのは人気のブラックウォッチ(ブラック×ネイビー×グリーンのタータンチェック)。
クラシックさと存在感が共存する、冬の柄として非常に優秀な一着です。
目次
肉厚素材ならではの立体感と“仕立て映え”

ハリスツイードは織りの密度が高く、肉厚でコシのある素材。
その特性により、仕立てた瞬間にシルエットが美しく立ち上がる──いわゆる**“仕立て映え”**が際立ちます。
ブラックウォッチの深みのある色調とツイードの膨らみが合わさることで、存在感のあるジャケットに仕上がりました。
デザインは「上品さ」を軸に──ピークドラペル+フラップポケット
今回のジャケットは、生地のカジュアルさに対してデザインで上品さをプラス。
✔ ピークドラペルでシャープに

ラペル(衿)をピークドラペル仕様にすることで、視線が上方向に抜け、ジャケット全体の印象が引き締まります。
✔ スーツ由来のフラップポケット

腰ポケットはあえてスーツ仕様のフラップ付き。
ツイードジャケットの“ほっこり感”が抑えられ、上品で大人らしい印象に。
輪郭を美しく見せる「ミシンステッチ」
ツイードのように厚手の素材は、普通に仕立てると輪郭が曖昧に見えることがあります。
そこで今回はあえて
✔ ピックステッチではなく、ミシンステッチを選択。

ミシンステッチを走らせることで、
- 膨らみのある素材でもラインがくっきり
- シルエットがシャープに見える
- ピークドラペルの形状がより美しく強調される
といった相性の良さが最大限発揮されました。
さらに“黒の革ボタン”で無骨さをプラス

上品なデザインに対し、ディテールでほんの少しスパイスを。
黒のレザーボタンは、クラシックでありながらどこか無骨。
ハリスツイードの持つ重厚感とも好相性で、
「きれいめ × 無骨」
この絶妙なバランスが今回のジャケットの魅力を決定づけています。
裏地は人気の“玉虫裏地”。遊び心をプラス

内側には、当店でも人気の高い「玉虫調の裏地」を採用。
光の角度によって色味が変化するため、
- ブラックウォッチの色気と共鳴
- シンプルな無地裏地より奥行きが出る
- カジュアルにもドレスにも振れる
といった万能性を持ちます。
柄物ジャケットに“ほんの少し遊び心を加えたい方”に、非常におすすめです。
冬の装いを楽しむためのジャケット
今回ご紹介したジャケットは

- 冬の主役になる存在感
- 仕立てが映えるツイードの厚み
- ブラックウォッチのクラシックな美しさ
- デザインで上品に仕上げたバランス感
これらが見事に組み合わさった一着です。
冬のジャケットをお探しの方にとって、間違いなく“長く愛せる相棒”になることでしょう。