■ キャメルのブレザーは“おしゃれ上級者の色”

ブレザーといえば「ネイビー」が定番。
しかし近年、大人の男性を中心に人気が高まっているのが キャメルブレザー です。

キャメルは

  • 温かみのある色
  • 知的&上品な印象
  • 季節を問わない汎用性

という理由で長く愛される色ですが、
「着こなしが難しい」「地味に見える」「年配っぽく見える」
といった声もよくいただきます。

実はキャメルブレザーは、
“合わせ方さえ理解すれば、ネイビーよりも圧倒的におしゃれに見える”万能カラー です。

今日はその秘密と、当店で仕立てたオーダーキャメルブレザーをご紹介します。


■ 今回の一着:国産ウール100% × メタルボタンのキャメルブレザー

今回仕立てたのは、
上質な国産ウール100%を使用したキャメルブレザー

キャメルの柔らかい色味と、金属ボタン(メタルボタン)の輝きが見事に調和し、
クラシックとモダンが共存する一着に仕上がりました。

キャメルブレザーはネイビーよりも色の主張が強いため、
“ボタンの存在感”がスタイルの印象を大きく左右します。

メタルボタンを合わせることで、

  • ブレザーらしい格調高さ
  • 全体の引き締まり
  • 高級感のある佇まい

が自然に生まれます。


■ キャメルブレザーが地味に見える理由は「色のバランス」

キャメル・ブラウン系は温かい色のため、
同じく柔らかい色と合わせると“ぼんやり”しがちです。

  • ベージュのシャツ
  • 茶系ネクタイ
  • ブラウンシューズ
    このあたりを組み合わせると、まとまりは良いものの
    「優しすぎる」「年齢が上に見える」 と感じる方が増えます。

ここがキャメルブレザーの落とし穴です。


■ キャメルブレザーを“かっこよく”着るコツは「黒」

キャメルブレザーを都会的に着こなしたい方へ
最もおすすめしたいのが、

✔ 黒をアクセントに入れること。

黒の要素を一点加えるだけで、
キャメルの柔らかさを保ちながら、全体がグッと引き締まります。

特に効果的なのは、

  • 黒のネクタイ
  • 黒の靴
  • 黒のカバン
  • 黒のベルト

など、“小物の黒”。

今回は、当店オリジナルの
黒のペイズリーネクタイ を合わせて
エレガントさと個性のバランスを整えました。

黒無地が苦手な方でも、
ペイズリーの凹凸が程よい陰影をつくり、
フォーマル過ぎず、地味にならず、
キャメルとの相性も抜群です。


■ ストライプシャツで“遊び”を入れ、大人の余裕を演出

キャメル × 黒の2色だけでも十分クールですが、
今回はさらに ブルーストライプのシャツ を合わせてアクセントを加えています。

  • かっちりしすぎない
  • 洒落感が自然に出る
  • こなれ感が生まれる

という理由から、ストライプシャツはキャメルブレザーとも非常に相性が良い組み合わせです。

「黒 × 茶はシンプルすぎる気がする」
という方にもぜひ試していただきたいバランスです。


■ キャメルブレザーは“難しい”ではなく“自由度が高い”アイテム

キャメルブレザーは敬遠されがちな一面がありますが、
正しく着こなせば実は 一番おしゃれの幅が広い色 です。

  • 黒をアクセントに大人っぽく
  • ネイビーを入れて知的に
  • 白シャツで爽やかに
  • 同系色でクラシックに

合わせ方で雰囲気を自在に変えられるのがキャメルの魅力。

特に今回のように、
質の良い生地 × メタルボタン の組み合わせは
ブレザーとしての完成度が非常に高く、
幅広いシーンで活躍してくれます。


■ まとめ:キャメルブレザーは“大人のおしゃれ”を一段アップさせる

  • キャメルは上品で存在感のある色
  • ブレザー化すると格調とカジュアルが絶妙に共存
  • 黒を合わせると一気に都会的な表情へ
  • ストライプシャツでさらなる洒落感を

キャメルブレザーは、
“年齢を重ねた男性ほど似合う色” でもあります。

「ネイビー以外に挑戦したい」
「ブレザーで個性と品を出したい」
という方に、ぜひおすすめしたい一着です。