「少しだけ普通じゃない」
そんな絶妙なさじ加減が、大人のVゾーンを格上げします。

今回は、ベージュの気配を含んだグレースーツに、茶色ベースのペーズリータイを合わせた、ひとクセ効いたコーディネートをご紹介します。

淡いのに印象深い、全体の雰囲気

一見するとライトグレーのスーツ。しかしその色味にはごくわずかにベージュが混ざっており、柔らかく、穏やかな空気をまとっています。
さらにラベンダー色のピンストライプが走ることで、普通のグレースーツにはない“余韻”が生まれ、どこか詩的な印象すら感じられます。

いわゆる「明るいグレー」とは明確に一線を画す、色で魅せるスーツ。
控えめなのに、なぜか目を引く。それがこのスーツの魅力です。

Vゾーンのバランスとコントラスト

Vゾーンには、ベージュベースにブルーストライプが入ったシャツをセット。
柔らかく淡い配色のシャツは、スーツとの相性が非常に良く、統一感のあるスタイリングを演出します。

ただし、それだけでは全体がぼやけてしまう可能性も。
そこで、ネクタイには濃い茶色をベースにしたペーズリー柄を選び、Vゾーンをグッと引き締める構成に。
スーツやシャツの柔らかさを、ネクタイの深みがしっかりと受け止め、メリハリのある印象に仕上がっています。

ネクタイの“異様さ”がつくる存在感

このネクタイの魅力は、単に「色が濃い」だけではありません。
ブラウンをベースに、ブルー・オレンジ・グリーンなどが複雑に絡み合うペーズリー柄は、一見クラシカルですが、どこか現代的なアートのような佇まいも感じさせます。

淡いコーディネートの中に、この“異様さ”とも言える柄を差し込むことで、全体が引き締まり、単調にならず「目に残るVゾーン」に。

派手ではないけれど、ありきたりでもない。
そんなコーディネートに仕上がっています。

千葉で、自分だけのスタイルを形にする

このスーツは、既製品ではなかなか出会えない色味と柄のバランスを持っています。
だからこそ、「千葉でオーダースーツを作る意味」があると私たちは考えています。

ありふれたスーツでは満足できない方へ。
控えめなのに語りかけてくるような一着を、お仕立ていたします。