Savile Clifford(サヴィルクリフォード)は、
イギリス・ハダースフィールドに拠点を置く老舗の生地メーカー。
レダグループ傘下でありながら、
その風合いはどこまでも「ブリティッシュ」。

しっかりとした打ち込みと、ふっくらとした弾力。
仕立て映えする立体的な表情が特徴です。
今回のスラックスでは、同ブランドの510g/m ヘビーフランネルを使用しました。
■ 510gの重厚感と柔らかさが共存するフランネル

冬の英国スラックスとして最高峰に位置するこの生地。
510g/mのヘビーウェイト仕様ながら、
決して硬くなく、柔らかく身体に馴染みます。
履くたびに自然なシワが入り、
時間とともに「味」が生まれる——。
まさに育てる感覚で楽しめる一本です。
手で触れるとわかる起毛感は、空気を含むように温かく、
見た目にも奥行きを感じさせます。
■ ディテールへのこだわり

シルエットはクラシックなテーパードライン。
ウエストにはサイドアジャスターを採用し、
ベルトレスで着用しても美しく決まる設計です。
裾はダブルで仕上げ、スラックス全体に重心を与え、より安定感のある佇まいに。
バックポケットは片玉縁+ボタン仕様で、
英国的なトラッドの要素をさりげなく取り入れています。
■ ジャケットとの相性:大柄の千鳥格子と

今回はジャケットに大柄のハウンドトゥース(千鳥格子)を合わせました。
無地のブラックフランネルが、柄物をしっかりと引き締めてくれるため、
バランスの良いトラッドスタイルが完成します。
白・黒・グレーのモノトーンでまとめることで、
英国らしい“構築的な品格”が際立つ一着となりました。
■ まとめ:静かに語る英国の重み
この「サヴィルクリフォードの510gフランネルスラックス」は、
華やかさではなく“質感で語る”冬の主役です。
重厚でありながら、着る人に自然に馴染む柔らかさ。
一度履けば、その存在感と快適さにきっと魅了されるはずです。
🧵 使用生地
Savile Clifford(サヴィルクリフォード)
510g/m Heavyweight Flannel – Made in Huddersfield, England
👔 おすすめの組み合わせ
- ジャケット:グレンチェック/千鳥格子
- シャツ:ホワイトブロード
- シューズ:ダークブラウンスエード or ブラックカーフ