■ イタリア生地「REDA(レダ)」が生み出す、静かな高級感

イタリア・ビエラ地方の老舗生地ブランド REDA(レダ) は、1865年の創業以来、世界中のテーラーや高級ブランドから信頼を集める名門ミルです。
今回ご紹介するのは、そのREDAのコレクションから選んだ、秋冬に最適なネイビーチェックの生地

フランネルほどの厚みはなく、ほんのりと起毛した質感が特徴。
軽やかさと柔らかさを兼ね備え、寒い季節でも重すぎない心地よさを感じられます。


■ 無地のようで無地ではない。奥行きのあるネイビーチェック

一見するとプレーンに見えますが、よく見るとごく繊細なチェック柄が浮かび上がる生地構成。
その中に、グレンチェックの上に重ねられたブラウンのウィンドウペン(格子)が控えめながらも絶妙なアクセントを添えています。

この配色が、ただの「ネイビースーツ」では終わらない理由。
光の加減や角度によって表情が変わり、シンプルながら深みのある佇まいを見せてくれます。


■ レダのネイビーチェックにブラウンのネクタイを合わせる理由

このスーツには、迷うことなくブラウンのネクタイを選びました。
ネイビーとブラウンは、クラシックなメンズスタイルの中でもとくに相性の良い組み合わせ。

ブラウンの温かみがネイビーの冷静さをやわらげ、知的で落ち着いた印象を与えます。
ホワイトシャツを挟むことで、Vゾーンに明快なコントラストが生まれ、全体が立体的に引き締まります。


■ 細部へのこだわりが仕立ての品格を決める

釦や裏地は、表地に合わせた同系色のブルーで統一
派手さを抑えたカラー設計が、落ち着いた印象をより引き立てます。

裏地にはREDA専用のジャカード織ペイズリーライニングを使用し、内側からも上質さを感じられる仕様。
見えない部分にも妥協しないことで、全体に統一感と完成度をもたらしています。


■ まとめ:静かに個性を語る、秋冬のネイビースーツ

この「レダのネイビーチェックにブラウンのネクタイ」は、
クラシックでありながら“いま”の時代にも溶け込む一着です。

華美さではなく、質感と色の調和で魅せるスーツ。
袖を通すたびに、その上品さと奥行きのある表情を感じていただけるでしょう。


🧵 使用生地

REDA 1865 — Traceable Wool Collection
Made in Biella, Italy

👔 おすすめのスタイリング

  • シャツ:ホワイトブロード/ロイヤルオックスフォード
  • ネクタイ:ブラウンソリッド or ニットタイ
  • シューズ:ダークブラウンストレートチップ